「毎週末100キロ程度乗るだけのホビーライダーですが、オイルは様々試してきました。最近では、V社の青いのを使っていまして、不満はありませんでした。しかし、縁あってProRide Riding Lubeソフトを手にとることに。
オイルのケースを逆さまにすると、独特の粘りがあります。一見して、汚れそう、という雰囲気。脱脂をしっかり行い、カンパニョーロチェーンにオイル注入。ここで気が付いたのですが、少量1滴リンクに垂らすと、あら不思議、一瞬でオイルがリンクの中に納まります。見てて気持ち良い。指で撫で上げても、指への付着がほとんどありません。これにはびっくり。チェーンへの定着性が高いのでしょう。そして、かるく馴染ませるために変速を行うと、静音性が半端ない。なんてこった。パッケージを見た時の予想とは裏腹に、期待度MAXに振り切りました。
さて肝心の実走では、予想通りの滑らかなフィーリング。トルクを掛けると、うすーいクッション性を感じ、足に不快な衝撃が来ない感じ。これは長距離でも有利だし、なんとなく、ギアを上げたくなっちゃう。わたくし足は無いので、ある意味キケン。キケンなオイルです笑。足がある人なら確実にアドバンテージになるはず。
機械式カンパニョーロは、リアのシフトアップの際「カン」と五感に響く感触(イタリア-ンな色気)がたまらないのですが、この快感は全く邪魔にしない。ホント色々びっくりのオイルです。
100キロ走り帰宅してチェーンを見ると、汚れはスプロケットと主に触れているところがうっすら汚れている程度。汚れとも呼べないような汚れです。ウェスで軽く2、3周チェーンを拭えば、光り輝くチェーンに早変わり。
この瞬間、もう他のオイルには戻れないかも、、と、井川遥に出会った時以来のとんでも無い衝撃を感じた私なのでした。」