2013年を締めくくるシクロクロス全日本戦選手権が、滋賀県はマキノ高原で開催されました。
本大会には、竹内遼選手がエントリー。
当日朝まで降り続いていた雨も上がり、
セミウエット&ドライコンディションでスタートを迎えました。
スタートの号砲と共に竹内選手は先頭に立ち
集団のコンディションを計ろうとする刹那
山田選手が積極的に前に出る姿勢をアピールしてきます。
しかし、最初のドロップオフゾーンでスリップダウンを喫すると
そこから中井選手と竹内選手の長い戦いが始まります。
中井選手のアップヒルでのリズムが良く、竹内選手をリード。
それとは同じ距離のダウンヒル&テクニカルセクションで追いつき逆転する。
この展開が幾度となく繰り広げられ、観戦する側にも緊張が走ります。
抜きつ抜かれつの展開はトップ二人にもとても厳しい戦いでした。
レースも終盤、ダウンヒルセクションでアタックをかけるも
下る距離が足りずに、またもやランデブー走行へ。
最終コーナーでは先頭に立つ竹内選手。
興奮がピークに達する観衆。
最後の10メートルで重なる二人。
押しくも数十センチ届かず二位。
フェアなプレーでした。
あの状態なら相手のラインを塞ぐスプリントも出来たと思います。
しかし、あえて正面から戦った事を選んだ竹内選手を誇りに思いました。
真っ正面から真っ向勝負。
まだまだ伸びシロは無限。
世界に挑戦する竹内選手にご声援をお願い致します。
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